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マルーン5「ミザリー」

Maroon 5

マルーン5「ミザリー」

2010年、マルーン5は3枚目のスタジオ・アルバム『ハンズ・オール・オーヴァー(Hands All Over)』からのリード・シングルとして「ミザリー」を発表した。この曲は、失恋の苦しさや関係のもつれを描きながらも、軽快なビートとポップなメロディで聴きやすく仕上げられており、マルーン5らしい“苦くて甘い”ラブソングとなっている。

曲の概要

「ミザリー」は、恋人との関係がうまくいかず、振り回される男性の視点で描かれた楽曲だ。明るく跳ねるようなギターリフとファンキーなリズムが特徴的で、内容は悲痛でありながらサウンドは軽快というコントラストが魅力となっている。アダム・レヴィーンの高音ボーカルが、切なさと焦りをリアルに伝えている。

作詞・作曲とプロデューサー

この曲は、アダム・レヴィーン(Adam Levine)、ジェシー・カーマイケル(Jesse Carmichael)、サム・ファーラー(Sam Farrar)によって作詞・作曲された。プロデュースを手がけたのは名プロデューサーのロバート・ジョン“マット”ランジ(Robert John “Mutt” Lange)。AC/DCやシャナイア・トゥエインで知られる彼の手腕によって、マルーン5のポップロックに洗練された厚みが加わっている。

チャート

「ミザリー」は、アメリカのBillboard Hot 100で最高14位を記録。Adult Pop Songsチャートではトップ5入りを果たし、安定したヒットとなった。世界各国でもチャートインしており、マルーン5のポップロック路線の確立を印象づけるシングルとなった。

ミュージック・ビデオ

ミュージック・ビデオでは、アダム・レヴィーンが恋人役の女性に次々と暴力的に襲われるという、ユーモアと過激さが入り混じった演出が話題となった。破壊的な愛情表現の中にもエンターテイメント性があり、視覚的にも曲の“痛みと快楽”を強調している。スタイリッシュでシネマティックな映像は、MTVなどでも頻繁に放送され、楽曲の印象をより強めるものとなった。

「ミザリー」は、ラブソングでありながらも、恋愛のもつれや苦しみを鮮やかに描いたマルーン5ならではの一曲だ。ポップでノリやすいサウンドの中に複雑な感情が詰まっており、軽快さと深みを両立した秀逸な作品といえる。

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