
シック「おしゃれフリーク」
1978年、シックが放った「おしゃれフリーク(Le Freak)」は、ディスコ時代を代表するナンバーとして歴史に刻まれている。この曲は、スタジオ54から生まれた一夜の怒りがインスピレーションとなり、結果的には誰もが踊れるポジティブなグルーヴへと昇華された。今なお世界中のダンスフロアで愛される、永遠のディスコ・クラシックだ。
曲の概要
「おしゃれフリーク」は、“Freak out!”のフレーズで始まる強烈なフックと、ナイル・ロジャースの鋭く切れ味のあるギター・リフ、バーナード・エドワーズによるうねるようなベースラインが特徴的なファンク・ディスコの傑作。歌詞では、高級クラブでの入場拒否という実体験を背景に、自由に踊ることの喜びや、スタイルと音楽に生きる姿勢がユーモアとともに描かれている。
作詞・作曲とプロデューサー
この曲は、ナイル・ロジャースとバーナード・エドワーズの2人によって作詞・作曲された。彼らは同時にプロデューサーとしても関わっており、自らのバンドであるシックのサウンドを徹底的に構築した。特にリズムセクションとストリングスの使い方は、後のR&Bやポップスにも大きな影響を与えることとなった。
チャート
「おしゃれフリーク」は1978年9月にリリースされ、全米Billboard Hot 100で3週連続1位を記録。さらに、ビルボードのR&Bチャートやダンスチャートでも首位を獲得し、シングルは全世界で700万枚以上を売り上げる大ヒットとなった。シック最大のヒット曲にして、ディスコ史上でも屈指のセールスを誇る一曲である。
ミュージック・ビデオ
当時は現在のようなMV文化はまだ確立されていなかったが、「おしゃれフリーク」には後年制作されたプロモーション映像やテレビ番組でのパフォーマンス映像が多数存在する。メンバーがスーツを着て演奏し、ダンサーたちがエネルギッシュに踊るステージは、当時のディスコカルチャーの洗練と熱気を伝える貴重なビジュアル資料となっている。
「おしゃれフリーク」は、音楽とファッション、そして自由な表現が融合した時代のエネルギーを封じ込めた名曲だ。ナイル・ロジャースとバーナード・エドワーズの音楽的センスとサウンド・プロダクションは、今なおクラブミュージックやポップスに影響を与え続けている。時代を超えて踊られる、“フリーク・アウト”のかけ声が響くこの曲は、永遠のディスコ・アンセムと言える。
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