
トレイン「Drink Up」
2017年にリリースされた「Drink Up(ドリンク・アップ)」は、アメリカのポップ・ロックバンド、トレインによる陽気でキャッチーなアンセム。アルバム『A Girl, a Bottle, a Boat』に収録されており、どんな気分も一気に明るくしてくれるような、飲んで騒いで楽しもうというメッセージが詰まった一曲だ。
曲の概要
「Drink Up」は、祝祭感と高揚感に満ちたアップテンポのポップ・ロックナンバー。シンプルなリズムとシンガロングしやすいメロディ、そして「飲み干せ!」というフレーズを繰り返す歌詞が、まさにライブやパーティーにぴったりの雰囲気を作り上げている。バンドのフロントマンであるパトリック・モナハンのボーカルも、曲のエネルギーをさらに引き上げている。
作詞・作曲とプロデューサー
この曲は、パトリック・モナハン(Patrick Monahan)、プリシラ・レネア(Priscilla Renea)、セロン・フィームスター(Theron Feemster)によって作詞・作曲された。プロデュースもセロン・フィームスターが担当しており、ポップとファンクの要素をバランス良く融合させた仕上がりとなっている。彼のビートメイキングとアレンジが、軽快で踊りたくなるようなサウンドを支えている。
チャート
「Drink Up」は、アルバムのプロモーションシングルとしてのリリースだったため、ビルボードHot 100では目立ったチャートアクションはなかったが、アメリカ国内のアダルト・ポップ系ラジオでは一定のエアプレイを獲得した。また、ライブやフェスティバルでの人気曲としてファンから根強く支持されている。
ミュージック・ビデオ
ミュージックビデオは、NFLのレジェンド、マーシュ・ローン・リンチ、ケン・ジョン(映画『ハングオーバー』などで有名)、ジョージ・ロペス、そして歌手のジム・ブリックマンといった豪華なゲストが出演している。結婚式の余興を舞台に、トレインのメンバーが友人に内緒で登場し、お祝いの場でサプライズパーティーを繰り広げるというユーモア満載の内容になっている。まさに曲の雰囲気を映像でも体現した作品だ。
「Drink Up」は、トレインらしい明るさと遊び心が詰まった曲であり、肩の力を抜いて楽しみたいときにぴったりの一曲だ。気の合う仲間とグラスを掲げたくなるような気分にさせてくれる、ポジティブなパーティーソングの代表格ともいえる。
Train - Drink Up (Behind the Scenes)