
カルヴィン・ハリス「スライド」
2017年2月24日にリリースされた「スライド」は、イギリス出身のプロデューサー、カルヴィン・ハリスがフランク・オーシャンとミーゴス(クエヴォ&オフセット)をフィーチャーした異色のコラボ楽曲。ジャンルを越えた才能が集まり、メロウで洗練された夏の空気をまとった一曲に仕上がっている。
曲の概要
「スライド」は、ディスコ・ファンクやR&Bのテイストをベースに、ドリーミーなサウンドが漂うトラック。冒頭を飾るのはフランク・オーシャンの柔らかく繊細なボーカルで、アートへの欲望や刹那的な恋愛について語る詩的な世界観を展開する。後半ではミーゴスのクエヴォとオフセットが、リラックスしながらもラグジュアリーなライフスタイルをラップで描き、楽曲にヒップホップ的なスパイスを加えている。
作詞・作曲とプロデューサー
作詞・作曲はカルヴィン・ハリス、フランク・オーシャン、クエヴォ、オフセット、そしてその他数名のライターによって行われた。プロデュースはカルヴィン・ハリスが単独で担当しており、彼のアルバム『Funk Wav Bounces Vol. 1』のコンセプトに沿った、アナログ機材を多用したヴィンテージ感あるサウンドが特徴となっている。
チャート
「スライド」はリリース後、アメリカのビルボードHot 100で最高25位を記録し、イギリスでもトップ10入りを果たした。また、ストリーミングサービスを中心に大ヒットし、Spotifyでは1億回を超える再生数を記録している。サマーチューンとしての評価も高く、2017年のサマーソングの代表格の一つとなった。
ミュージック・ビデオ
公式のミュージックビデオは存在しないが、カルヴィン・ハリスのYouTubeチャンネルではリリックビデオとビジュアライザー映像が公開されている。ネオンカラーを用いたグラフィックや、波打つようなアニメーションが楽曲の浮遊感とマッチしており、視覚的にも心地よい演出となっている。
「スライド」は、カルヴィン・ハリスのプロデューサーとしての手腕と、参加アーティストたちの個性が絶妙に融合したトラックであり、ジャンルの壁を越えた音楽の可能性を感じさせる1曲だ。今なお、夕暮れ時のプレイリストにぴったりな、色褪せない名曲として多くのリスナーに愛されている。
Calvin Harris - Slide (Instrumental)
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