
レイ・チャールズ「ホワッド・アイ・セイ」
レイ・チャールズの代表曲のひとつである「ホワッド・アイ・セイ」は、ソウル・ミュージックの誕生を告げた歴史的な楽曲として知られている。ゴスペル、ブルース、R&Bの要素を融合させたこの曲は、1950年代後半の音楽シーンに衝撃を与え、その後のポピュラー音楽に計り知れない影響を与えた。
曲の概要
1959年に発表された「ホワッド・アイ・セイ」は、レイ・チャールズがライブ中の即興演奏から生み出した楽曲だ。彼がステージで時間を余らせた際に、観客を盛り上げるために即興的に演奏したのが始まりで、その反応の良さから正式に録音・リリースされたという逸話がある。特徴的なエレクトリック・ピアノ(ウーリッツァー)のリフと、男女のコール&レスポンスが印象的で、聴く者を自然と体を動かしたくさせるエネルギーに満ちている。
作詞・作曲とプロデューサー
作詞・作曲はレイ・チャールズ自身によるもので、彼の創造力と演奏力が存分に発揮されている。プロデューサーはアトランティック・レコードの名プロデューサー、ジェリー・ウェクスラー。チャールズの持つゴスペルの魂と、R&Bのリズム感を融合させることで、ジャンルの垣根を超えた新しい音楽スタイルを確立することに成功した。
チャート
「ホワッド・アイ・セイ」は、1959年に全米ポップ・チャートで最高位第6位、R&Bチャートでは第1位を獲得する大ヒットとなった。これにより、レイ・チャールズは広く一般層にも知られる存在となり、彼の音楽キャリアを決定づける転機となった。また、この楽曲は後に多くのアーティストにカバーされ、ソウルやロックの発展にも多大な影響を与えた。
ミュージック・ビデオ
当時は現代のような公式ミュージック・ビデオは存在しなかったが、レイ・チャールズがこの曲をライブで演奏する映像は数多く残されている。特に1960年代のテレビ出演やコンサート映像では、チャールズがピアノを弾きながら観客と掛け合いを行う姿が印象的だ。そのステージングは、彼の音楽が「聴くもの」から「体験するもの」へと進化していたことを示している。
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